「プレジデント」と企画的にはかぶっているが、本のかぶりは少ない。
体系的であるが故にか、「これぐらい読んどけ」的で少しお仕着せがましいか。まあ、それはその通りなのだろうが、ちょっと堅めというか、教科書的な本が多いという印象で、珠玉の一冊という感じではない。
「気づき」という点では少し物足りないが、主な分野を一通り網羅しているので、ちょっと勉強してみようという人にはよいリストと思う。
マンガもしっかり紹介される。何を読もうかと見てみたが、結構持っている、あるいは読んだものがあったという感想。
3・11関連の本も多数出ていることが認識される。記録に残すべきと考えている人や出版社が多いと言うことなのだろう。
これだけ出ていて読みたい気持ちは山々なのだが、どれも、結構よい値段がするので、むしろ、電子アーカイブ化してもらってみんなでシェアできないものかと思った(10冊選んで3000円で読めるとか)。
ただ、原発事故関連で多数の書籍が出ているが、ここで1冊も紹介されていないのはなぜかと思う。
あと、いつも感じるのだが、(ビジネスマンが日々悩んでいる)組織の意思決定に関する本って、いい本がないなぁと思う。
今後まず買ってみようと思ったのは、「本棚の本」の特集かな。何か気づきがありそうな予感。
他では、「私が「白熱教室」で学んだこと」、「ユルかしこい身体になる」、「人の死なない世は極楽か地獄か」ぐらいかな。
敢えて挙げるが、この本を勧めるかなぁと感じたのは、「幸せのための経済学」(2011年の本でブータンがほぼ出てこないってあり得る?一方、アマルティア・センは頻出)、「日本中枢の崩壊」(確かに崩壊はしているのだろうが、過度の行革至上主義には懐疑的)。
その他の特集では、筒井淳也氏の晩婚・少子化の話が面白くて、紹介されていた「結婚の壁」を読んでみたが、どの論文も面白かった。
米国では、稼げる高学歴女性の方が早く結婚する、北欧は女性を多く公務員として採用する、国際比較では、日本は男性の家事参加、育児参加は最低レベルといった話が紹介される。
プチ不調解消マニュアルも結構真面目に読んでしまった。
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日経ビジネス Associe (アソシエ) 2012年 05月号 [雑誌] 雑誌 – 2012/4/10
登録情報
- ASIN : B007O01NKU
- 出版社 : 日経BP; 月刊版 (2012/4/10)
- 発売日 : 2012/4/10
- Amazon 売れ筋ランキング: - 325,280位雑誌 (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年4月16日に日本でレビュー済み
今月号の特集は、「仕事に効く400冊! 今、読むべき本2012」。創刊10周年特大号ということだけど、こういった読書の特集はこのアソシエでも定期的に組まれているが、その中でもかなりいい出来。
「仕事に効く」ってタイトルは付いているし、この雑誌の特性からして、読者もそういった仕事に役立つ本、読書術の特集を期待しているのだろうが、実は、今回の特集は、そういった「本を読むと仕事に役に立ちますよ」っていった短絡的(と、敢えて言わせてもらうが)な、今までの読書術の特集、ビジネス本の紹介とは一線を画している。
もちろん、ビジネススキルを磨くための本や役に立つような読書術のノウハウなんかも掲載されていることはいるので、そういった読者のニーズも満たそうとした紙面の作りにはなっているけど、この特集の締めのインタビューに松岡正剛氏が採用されていることからも、単純な読書術やビジネス本の紹介に留まらないことが今回のコンセプトだということが分かる。彼の丸の内の丸善にある松丸本舗は大好きな場所だけど、あそこにある本棚に詰まった多種多様な本を眺めるだけでも、真の読書とはいかなるものかが分かる。
いい特集でした。
「仕事に効く」ってタイトルは付いているし、この雑誌の特性からして、読者もそういった仕事に役立つ本、読書術の特集を期待しているのだろうが、実は、今回の特集は、そういった「本を読むと仕事に役に立ちますよ」っていった短絡的(と、敢えて言わせてもらうが)な、今までの読書術の特集、ビジネス本の紹介とは一線を画している。
もちろん、ビジネススキルを磨くための本や役に立つような読書術のノウハウなんかも掲載されていることはいるので、そういった読者のニーズも満たそうとした紙面の作りにはなっているけど、この特集の締めのインタビューに松岡正剛氏が採用されていることからも、単純な読書術やビジネス本の紹介に留まらないことが今回のコンセプトだということが分かる。彼の丸の内の丸善にある松丸本舗は大好きな場所だけど、あそこにある本棚に詰まった多種多様な本を眺めるだけでも、真の読書とはいかなるものかが分かる。
いい特集でした。